注目の化粧品成分「レチノイン酸トコフェリル」の効果を分かりやすく解説!

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科学の進歩で、近年は様々な化粧品成分が開発されており、どれも最新の研究を駆使した素晴らしいものばかりです。

当サイトでは、エビデンス(科学的根拠)の評価が高い成分を、定期的に解説しております。
今回取り上げるのは、「レチノイン酸トコフェリル」という美容成分です。

レチノイン酸トコフェリルとは

美容皮膚科などで行う「レチノイン酸」を使用した治療は、シミやシワなどに大変効果的ですが、刺激や皮剥けなどの副作用を伴うため、化粧品に配合されることはありません。

しかし、皮膚への刺激を抑えながら、レチノイン酸の際立つ美容効果を得ることができる化粧品成分として開発されたのが、「レチノイン酸トコフェリル」です。
レチノイン酸(ビタミンA酸)とトコフェロール(ビタミンE)を結合させた、ビタミンA誘導体です。

レチノイン酸トコフェリルの効果・効能

顔全体のハリ・弾力の良し悪しは、皮膚の真皮層に存在するコラーゲンの状態によって決まります。
レチノイン酸トコフェリルは、パルミチン酸レチノールと同様、そのコラーゲンとの関係が深い美容成分です。

年齢と共に気になる肌のエイジングサインに働きかけ、キリッとしたメリハリのある素肌に導いてくれます。
特に、目元・口元の悩みが気になる人にはお勧めです。

ビタミンC誘導体入り化粧品との併用で、相乗効果が期待できるでしょう。
美肌女性5

レチノイン酸トコフェリルに関するニュース報道

“最強”のシワ対策品が登場へ!
シワ減らし、角質の水分増やす??ロート製薬が秋に商品化を予定

シワを減らす効果のある化粧品が、今秋にも登場しそうだ。現在、シワに最もよく効く成分として知られているレチノイン酸に、ビタミンEに似た成分を結合 させて合成した「レチノイン酸d-δ(デルタ)トコフェリル(以下、レチノイン酸トコフェリル)」がそれ。安全性が高く、シワを減らし、角質の水分量を増 やし、毛穴を引き締める効果が、人間を対象にした実験で確認された。

京都で開かれた抗加齢医学会総会で、サンクリニック院長で神戸大学名誉教授の市橋正光氏が、ロート製薬との共同研究の結果を公表した。

シワは紫外線や加齢などによって起こるが、医師による治療を受ける以外に、シワを減らす有効な対策はなかった。

レチノイン酸は、シワに最も効く成分と見られてきたが、皮膚が赤くなるなどの副作用が出ることがあり、皮膚科医などの医師の指導の下で利用されてきた。

今回、レチノイン酸トコフェリルの効果は「レチノイン酸とほぼ同じ」(市橋名誉教授)とされ、しかも皮膚への刺激が少なく、安全性が高いことが確認された。この結果、“最強のシワ対策成分”が化粧品として登場しそうだ。

市橋名誉教授らは、DNAチップによって遺伝子の発現を通常のレチノイン酸と比較、レチノイン酸とほぼ同様の結果を得た。また、試験管内実験(in vitro)によってコラーゲンやヒアルロン酸の産生促進などを確認。マウス実験なども含めて、効果や安全性を確認した。

さらに、19人の成人女性(平均45.1歳)に3カ月間、顔に塗ってもらい、効果を検証した。

この際、皮膚への浸透性を高めるためにシュートソームという技術を用い、レチノイン酸トコフェリルとアスコルビン酸(ビタミンC)を一緒に配合した製剤を使用した。なお、日焼け止め成分入りを朝、日焼け止めなしを夜に塗布した。

3カ月後の結果では、シワの本数が1本以上減ったのが69%、毛穴の数や総面積も減少した。一方で、角質水分量は63%で改善した。

市橋氏は、総合判定として「肌の改善合計は74%」とし、レチノイン酸トコフェリル+アスコルビン酸の製剤は、「抗シワ効果に優れた成分」と説明する。

なお、ロート製薬は今回の成果を基に商品化を進めており、早ければ9月にも市場投入する。(日経ヘルス

《引用》

株式会社 日経BP (日経ウーマンオンライン)
“最強”のシワ対策品が登場へ! シワ減らし、角質の水分増やす??ロート製薬が秋に商品化を予定
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/nharchives/90223/

レチノイン酸トコフェリル入り化粧品の選び方

レチノイン酸トコフェリルは、油溶性成分のため水には溶けません。
つまり、化粧水のような水っぽい化粧品よりも、美容液やクリームのようなこってりとした化粧品に多く配合されています。

他の美容成分に付属した形で謳っている化粧品よりも、レチノイン酸トコフェリルをメインの美容成分として扱っているものがベストでしょう。

また、油溶性ビタミンC誘導体(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)が一緒に配合されている化粧品なら、さらに良いです。

化粧品は予防である

レチノイン酸トコフェリル入りの化粧品に限らず、どの化粧品にも言えることは、肌の老化を改善するものではなく予防である、ということを肝に銘じましょう。

加齢により進行してしまった皮膚は、構造そのものが変化してしまっているため、化粧品で以前の肌状態に逆戻りさせることはできません。
どれだけ老化肌の進行を緩やかにできるかを重点にした、予防力に優れた化粧品を見極めることに徹しましょう。

レチノイン酸トコフェリル入り化粧品の最適な使い方

美容液やクリームに配合されているアイテムを使う場合は、洗顔後の化粧水で肌を整えた後に使いましょう。
部分的に塗るのではなく、顔全体に満遍なく塗ることが大切です。

なお、レチノイン酸トコフェリル入り化粧品を塗布する前に使用する化粧水は、ビタミンC誘導体(APPSなど)が入っているものがベターです。

最後に

レチノイン酸トコフェリルは、化粧品成分としては地味な存在で、あまり知られていませんが、しっかりとした研究発表があるため、年齢を重ねた肌にはとてもうれしい成分だと言えます。

本当に効果がある化粧品を見つけたいと思われる人は、是非、今後もこのコラムをご覧下さい。

>>目からウロコ!?化粧品の本音

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