美肌を決定付ける「ターンオーバー」に最適なスキンケア法とは!?
「ターンオーバー」という言葉をご存知でしょうか?
美容に興味がある人は、少なからず知識を持っておられると思いますが、このコラムでは、改めて、ターンオーバーに最適なスキンケア法をお伝え致します。
ターンオーバーとは
皮膚の基底層と呼ばれる所で作られた細胞が、成熟して姿を変えながら角質層へと押し上げられ、角片(アカ)となって剥がれ落ちます。この期間のことを、ターンオーバー(角化)と呼びます。
つまり、肌は日々生まれ変わっており、サイクルがあるということですね。
簡単に言うと、肌の新陳代謝です。

出典: http://www.kao.com/jp/skincare/work_01.html
ターンオーバーの期間は、肌の部位や年齢によって異なりますが、正常な皮膚では約28日間です。
(基底層で作られた細胞が角質細胞になるまでに14日間、さらに剥がれ落ちるまでに14日間)
30代に入ると急激に遅くなり、40代では40~50日、60代では約100日程度かかると言われております。
ターンオーバーの遅れによる肌への影響
透明感・滑らかさがなくなる
加齢と共にターンオーバーが順調に行われなくなると、古い角質が肥厚します。
その影響で角質細胞が不揃いになり、肌表面のキメが乱れるため、透明感・滑らかさがなくなります。
乾燥肌を招く
肌の水分保持と関係が深いセラミド(細胞間脂質)は、ターンオーバーの過程で作られるため、バリア機能(水分蒸散を防ぐ働き)が低下して乾燥肌を招く原因になります。
シミ・シワが目立つようになる
ターンオーバーが遅くなることにより、シミの原因となるメラニン色素を排出する力が衰えてきます。そのため、メラニンが沈着してシミができやすくなります。
さらには、表皮全体が薄くなるため、シワが寄りやすくなり老け顔を助長します。
このように、ターンオーバーの乱れは、年齢と共に増える肌の悩みの、最大の要因だと言っても過言ではありません。
ターンオーバーをサポートする化粧品① ~ピーリング~
ターンオーバーの遅れは、加齢に伴う自然現象ですから、機能そのものを改善することはできません。
そこでお勧めしたいのが、ターンオーバーの遅れに伴い蓄積した、古い角質を落とすピーリングです。
美容皮膚科では、ケミカルピーリングとして認知度の高い美肌治療ですが、最近は自宅でも手軽に行える化粧品タイプのものが登場しています。
面倒・怖いというイメージがありますが、ホームピーリングは生理作用が緩和で手軽に行えます。
定期的・継続的に取り入れることによって、美肌効果が高まるでしょう。
>>本当に効果がある自宅用ホームピーリングおすすめ7選!
ピーリングの知覚感(ピリピリ・ムズムズ・火照りなど)がどうしても苦手という人は、パウダー状の酵素洗顔料がお勧めです。
同じように、古い角質を落とす作用があります。
ターンオーバーをサポートする化粧品② ~保湿美容液~
ターンオーバーの遅れによる影響が最も大きいのは、角質層に存在するセラミド(細胞間脂質)です。
セラミド(細胞間脂質)は、キメ・透明感・滑らかさ・潤い具合など、見た目の美しさを左右する重要な役割を担っています。
セラミド(細胞間脂質)を育てるには、ピーリングに加えて、保湿成分を補うことが大切です。
中でも、保湿力の高い成分(セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲンなど)が配合された、美容液が効果的です。
>>抜群の保湿効果が期待できるヒト型・天然型・合成型セラミド配合美容液おすすめ13選!(解説付き)
十分な睡眠を確保しよう
肌の再生(細胞分裂)は、寝ている間に行われます。
寝不足になると肌の活力が低下し、日常的に繰り返されることで、ターンオーバーが阻害されます。
最低でも、毎日6時間の睡眠を確保しましょう。
終わりに
美しく歳を重ねたい…それは、全ての女性が常に抱いている願望です。
ターンオーバーをターゲットにしたスキンケアを実践できれば、周りと差をつけることができるでしょう。
>>目からウロコ!?化粧品の本音
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