お気に入りの化粧水や美容液の効果が台無しに!? 自ら肌トラブルを招く3つの間違いスキンケア

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世の中の美容情報を見ると、化粧品やマッサージなど、肌に対して付加価値を与える「攻め」のスキンケアばかりが目立ちます。
しかし、「攻め」に加えて「守り」も固めなければ、加齢肌にブレーキを掛けることはできません。

情報の氾濫により、間違った美容法を信じ込む人が多くなり、最近は、普段のスキンケアで自ら肌トラブルを招く人が急増しています。

3つの間違いスキンケア ~たたく・擦る・引っ張る~

化粧水を浸透させるためにコットンでパッティング…
クリームの効果を高めるために擦り込む…
肌を引き締めるためにパンパンたたく…
力づくで引っ張り上げる小顔・リフトアップマッサージ…

上記のようなテクニック的美容法が、近年流行っています。
しかし、これらは本当にエビデンス(科学的根拠)があるのでしょうか!?

たたく・擦る・引っ張る行為は無意味

イメージとしてはわからなくもないですが、化粧品成分は、肌表面の角質層までしか浸透しないものがほとんどですので、付けてからわざわざたたいたり擦ったりしなくても、時間と共に自然に馴染むようにできています。

また、たたいたりマッサージをしても、肌が引き締まったり小顔になることはありません。
肌のハリや弾力が失われるのは、顔の筋肉(表情筋)も関係ありますが、長年浴び続けた紫外線や加齢によるコラーゲンやエラスチン(皮膚腺維物質)の減少・変性が、主たる原因です。
たとえその場は効果があったとしても、一時的なもので、根本的な解決にはなりません。

では、たたく・擦る・引っ張る行為は、肌にどのような悪影響を及ぼすのでしょうか!?
悩む女性3

バリア機能が低下して乾燥・シミ・シワを増やす

皮膚には、「バリア機能」という水分蒸散を防ぐ働きや、外的刺衝(紫外線・物理的ダメージ・自然界の化学物質など)を跳ね返す働きが備わっています。

(バリア機能の仕組み)

出典: http://www.kao.com/jp/skincare/structure_03.html


そのバリア機能を掌るのは、角質層にある「細胞間脂質」です。細胞間脂質も複数ありますが、中でも「セラミド」と呼ばれる物質が大黒柱的存在です。

セラミド(細胞間脂質)は、角質細胞と角質細胞を繋ぎ合わせるネジのような役割を果たしていますが、継続的に刺激(たたく・擦る・引っ張る)を与えることで少しずつネジが緩み、数々のトラブルを誘発することが考えられます。

 セラミド健全


刺激(たたく・擦る・引っ張る)によりバリア機能が弱まると、角質層内の水分が蒸発しやすくなり、乾燥肌を助長します。
そして、角質層に細かい傷ができるため、肌荒れや敏感肌を引き起こす要因にもなります。

それだけではありません。
抵抗力がなくなるため、紫外線を吸収しやすくなり、メラニンを作る細胞(メラノサイト)が活発化し、シミができやすい状態になります。

加えて、紫外線は弾力やハリを保つコラーゲンやエラスチンを変性させるので、たるみ・シワ・毛穴の開きを促進します。

このように、バリア機能は、生き生きとした魅力的な肌を守るためのカギを握っていますが、自分自身で傷め付けて悩みを増やしてしまっては、せっかくのお気に入りの化粧水や美容液も台無しですね。

赤ら顔を引き起こす

さらに、力のこもった過剰な刺激(たたく・擦る・引っ張る)を日常的に続けると、毛細血管が拡張して浮き出るため、赤ら顔の原因になります。

肌が黒ずんでくる

シミは紫外線によるものと思われがちですが、炎症性色素沈着というシミも存在します。
刺激(たたく・擦る・引っ張る)を慢性的に加えると、肌は黒ずんでくるのです。

皮膚と骨が近い部位には注意

特に、目周り・鼻横の頬からコメカミにかけては、シワ・シミ・乾燥などのトラブルが現れやすいのですが、その原因は、紫外線・加齢などの環境的要素に加えて、故意的要素(接触頻度)も大きく関わっているものと思われます。

なぜかと言いますと、皮膚と骨が接近しているため、刺激が伝達されやすいからです。

刺激(たたく・擦る・引っ張る)を抑えるポイント

では、スキンケアにおける刺激(たたく・擦る・引っ張る)を、最小限に抑える重要ポイントをお話します。

クレンジングや洗顔は優しく行う

クレンジングや洗顔をする際の、擦り過ぎには要注意です。

メイクや汚れをしっかり落とすために、力を入れてゴシゴシ擦りがちになりますが、加えて、クレンジング料や洗顔料に含まれる洗浄成分が、バリア機能低下に拍車をかけるという悪循環です。

特に、クレンジングが原因と思われる肌の調子を乱す女性が増えています。

クレンジングは、多少メイクが残っても仕方ないくらいの気持ちで、擦りすぎず短時間(1分以内を目安)で済ませましょう。

クレンジングが不十分で、メイクが肌に残ったままだと良くないと言われていますが、時間を掛けてゴシゴシ擦るほうが、肌に掛かる負担が大きいということを覚えておいて下さい。
洗顔

化粧品は手の平で馴染ませる

冒頭でも申し上げましたが、化粧水の浸透目的でコットンを使ってパッティングしたり、付けた後に手の平でパンパンたたいたりする行為は、肌への刺激となります。

化粧水に限らず、美容液やクリームなどの化粧品を使用する時は、たたいたりせず、手の平で顔全体を押さえるようにして馴染ませましょう。

>>詳しくはこちらをご覧下さい。

独自の強引なマッサージは控える

肌のハリや弾力を保つ真皮層に存在するコラーゲンやエラスチンは、動きに弱いという性質があります。

フェイスラインや頬を強引に引っ張り上げる独自のマッサージを長年に渡り繰り返すと、伸び切ったゴムのようにダラ~ンと緩んでしまい、ひどい場合はプチッと切れてしまいます。
その影響は、肌表面のたるみやシワへと繋がるのです。

マッサージをするならば、洗顔後の美容液やクリームを付ける際に、顔の筋肉に沿って円を描くように軽くなでる程度で十分です。

血行促進を目的にするならば、部分的なマッサージよりも、ウォーキングやストレッチなどの適度な全身運動を行って、体全体の機能を活発化させることのほうが、よほど肌の健康には効果的です。
運動

アイメイクには要注意

アイライナーを引く際に目元を引っ張る人がおられますが、目元の皮膚は薄いため、トラブルが発生しやすいので注意しましょう。

終わりに

刺激(たたく・擦る・引っ張る)による肌のトラブルや悩みは、毎日の繰り返しで少しずつ現れてくるため、その原因に気付かない人が多いのです。

肝に銘じていただきたいのは、美肌を保つために手を掛けることは大切ですが、触りすぎるのは良くないということです。

美しく歳を重ねたいと思われるならば、引き続きこのコラムをご覧下さい。
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